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小沢健二「eclectic」の感想

こんにちは!マロンです!

皆さんは小沢健二さんの曲のなかで好きなものは何ですか?

私はアルバム「eclectic」が一番好きなんですが一般的な知名度が少なく、分かり合える人が少ないんです。

なので今日は「eclectic」を感想を交えて紹介したいと思います。(「今日は」と言っておりますが初投稿です。)

  • そもそも小沢健二って誰?
  • アルバム「eclectic」って何?
  • 一曲ごとの感想と思ったこと/私的評価(☆)
  • 全体の感想と思ったこと/私的評価(☆)
  • 終わりに

そもそも小沢健二って誰?

小沢健二さんは主に1995年前後に活躍し、一度日本の音楽シーンから離れるも、2017年に復帰。「今夜はブギーバック」「ラブリー」など多くの名曲を世に生み出した音楽家です。明るい曲調と深い歌詞が魅力です。

 

アルバム「eclectic」って何?

 前述の説明の通り、小沢健二さんは一度日本の音楽活動から離れていた時期がありました。その時期(2002年)にリリースされた非常に異色のアルバムとなっています。今までの小沢健二さんの作品にはなかった「ビート」を前面に押し出し、それに合わせて歌い方も全く変えています。またNYでのレコーディングのためコーラスが外国の方になっています。歌詞の内容もよりドロドロした恋愛のイメージです。

 このような作風からこれが小沢健二作品じゃなければすごいいい評価だったのにという感想をよく見る気がします。

 

一曲ごとの感想と思ったこと/私的評価(☆)

1,ギターを弾く女

 ファースト・トラックから今までの小沢健二とは違うんだと言われている感じがする。そんな曲です。初めて聞いたとき私の今までの小沢健二像が壊れるのが怖く、少しの間放置するほどのインパクトがありました。歌詞の内容としてはギターを弾く女に魅力を感じてる男ですが深読みしていくと新しい面が見えてきそうです。

 評価☆☆☆(5つがMAXです。)

2,愛について

 歌詞は短いですが曲は長めです。

 歌詞の内容としては割と行っちゃうところまで行っちゃった男女間について書いている感じがあります。

 評価☆☆☆

3,麝香

 初見で雑学マニアでない限りこの曲名はわからないのではないでしょうか。じゃこうと読みます。ジャコウネコから得られる香料です。

 小沢健二作品には各アルバムに核となっている曲(LIFEでいうところのラブリー)があるのですが今回はこの麝香がこれに当たると思います。

 かなりいい曲ですが歌詞の「動く 動く」が「うごこ うごこ」と聞こえ、そこがなんとなく気になってしまいます。(いい意味で)

 評価☆☆☆☆

4,あらし

 アイドルグループではありません。この曲は外国人コーラスが目立つ曲となっておりそこが気持ちよく癖になってしまいます。静かに小沢健二が歌い、いきなりコーラスが入ったりサビのコーラスもいい感じに入ってきてとにかく気持ちいいです。

 歌詞は「虹の光で織ったカシミアのようにやわらかに」など比喩表現の多彩さに驚かされます。

 評価☆☆☆☆☆

5,一つの魔法(終わりのない愛しさを与え)

 まず小沢健二作品は副題がすごいです。副題があることで曲のかっこよさが際立ちます。歌詞の「終わりのない愛しさを与え」を副題に持っていくセンス、最高です。

 曲の最初に「ぱーぱーぱーぱっぱぱぱー」とずっと流れるフレーズが耳に残りやすいです。

 評価☆☆☆☆

6,∞(infinity)

 あらしでもかなり気持ちよかったコーラスがより気持ちよくなっている曲です。でもそのせいで一人で歌うと物悲しいのが唯一の原点ポイント。言葉での説明は難しいですが聞けば絶対「あらし」と同様に耳から手放せなくなる曲だと思います。私は「あらし」、「∞」の中毒になっているので何もしてないとき、よく頭の中で流れます。

 評価☆☆☆☆☆

7,欲望

 このアルバムは欲望と愛という言葉がよく出て来ます。そのうちの一つが歌われています。この曲は結構都会的なサウンドでビル街で聞きたい曲になっています。

 評価☆☆☆☆

8,今夜はブギーバック/あの大きな心

 あの今夜はブギーバックが8年経って戻ってきました。(元祖ブギーバックは1994年、eclecticは2002年)このアルバムの中では一番キャッチーですが、ラップがカットされてかわりにあの大きな心という曲なのか新調された歌詞なのかわかりませんが追加されています。欲望と曲がつながっていてこの曲も都会映えする感じになっています。

 評価☆☆☆☆☆

9,bassline

 愛についてのリプライズです。ちょっと低音が目立つ編集になっています。

 評価☆☆

10,風と光があなたに恵むように

 一つの魔法(終わりのない愛しさを与え)で印象的だった「ぱーぱーぱーぱっぱぱぱー」が延々と繰り返されるリプライズです。曲名も同曲の歌詞の一部となっています。

 評価☆

11,甘い旋律

 いきなりリプライズでない曲が出てきます。欲望に似ていますが。

 評価☆☆☆

12,踊る月夜の前に

 アルバム最後を飾るのは麝香のリプライズです。「風と光があなたに恵むように」と同様に歌詞の一部が曲となっています。リプライズはあまり私としては好ましいものではないですが麝香はこのアルバムの核というイメージがあり、歌詞もきれいに終わるのであまり気になりません。このアルバムを終わらせるのにいい曲だと思います。

 評価☆☆☆☆

 

全体の感想と思ったこと/評価(☆)

 中身よりさきにジャケットや歌詞カードをじっくり見ると常人には理解できない美しさ(現代アートっぽさ)が存在します。

 ジャケット画像はいろいろ説がありますが2001年の同時多発テロの時倒れた貿易センタービル説が有力視されています。歌詞カード内に「2001年9月11日以降の情勢を深くかんがみ、制作内容に対しても配慮しました」とあるからでしょう。また歌詞カードには珍しい2002年の小沢健二さんの写真を見れたり、1ページに全曲分の歌詞が書かれていたりと多くの魅力がありますよ。

 中身はとにかくビートがふんだんに使われていてコーラスと合わせて癖になる曲が多く最高です。洗練されていて今でも十分通用するアルバムだと思います。

 評価(オススメ度)☆☆☆☆☆

 

終わりに

 最後まで読んでいただきありがとうございました。初投稿なので多少の誤字や表現のミス、読みにくさは多めに見てもらえると幸いです。

 今回の記事で小沢健二さんの「eclectic」に興味を持っていただければ幸いです。ぜひレンタルショップや図書館、ストリーミング等で聞いてみてください。

 最後にコメントで好きな小沢健二さんの曲、好きな歌手の方を紹介していただけると嬉しいのでぜひお願いします。

 ありがとうございました。